『となりのトトロ』(英題:My Neighbor Totoro)は、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。宮崎駿監督作品。昭和30年代前半の埼玉県所沢市を舞台にしたファンタジー。田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描く。 81キロバイト (10,317 語) - 2020年8月15日 (土) 02:03 |
■『ラピュタ』と並ぶ17回目の放送
「となりのトットロ、トットロ~♪」
軽快な主題歌でおなじみの、宮崎駿監督の長編アニメ『となりのトトロ』(1988年)が2年ぶりに地上波テレビで放映されます。放送日は2020年8月14日(金)、21時からの「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)でのオンエアです。
劇場公開時は興行的に苦戦した『となりのトトロ』ですが、1989年のテレビ放送をきっかけに人気に火がつき、スタジオジブリの代表作となりました。日本テレビ「金曜ロードSHOW!」枠での放送は、同じく宮崎監督作『天空の城ラピュタ』(1986年)と並ぶ17回目となります。
物語の舞台となるのは、1950年代の埼玉県所沢市周辺。家の近くには雑木林があり、水田が広がっていた時代です。TVもゲームもありませんが、子供たちは家の手伝いに加え、庭先や近所で遊ぶのに熱中していて、忙しそうです。自然と文化がほどよく調和していた、懐かしさを覚える時代のファンタジー映画となっています。
■「夢だけど夢じゃない」特別な日々
考古学者のお父さん(CV:糸井重里)と一緒に、姉のサツキ(CV:日高のり子)と妹のメイ(CV:坂本千夏)が郊外にある古い空き家に引っ越すところからお話は始まります。空き家に入った姉妹は、お父さんが「まっくろくろすけ」と子供のころに呼んでいた、ススの塊のような奇妙な生き物たちを見つけます。
さらに好奇心旺盛なメイは、家の裏にある大きなクスノキの洞(うろ)のなかで、大きな大きなおばけに遭遇します。メイはこののほほんとしたおばけのことを、「トトロ」と名付けます。雨の日、サツキもバスの停留場でトトロと出会うことになります。
お母さんは病気で入院しており、サツキもメイも寂しい思いをしていました。そんな姉妹は、不思議な力を持ったトトロとどんどん仲良くなっていきます。どうやら、トトロは子供にしか見えない存在のようです。トトロのお陰で、サツキいわく「夢だけど夢じゃない」、寂しいけど寂しくない日々を送るのでした。
(中略)
■スタジオジブリが否定した「都市伝説」
観た人にさまざまなイメージを喚起させる力が、『となりのトトロ』にはあるようです。映画の終盤、サツキとメイに影がないことから、「サツキとメイは*でいる」「トトロは死神」などの都市伝説が広まったことがあります。2007年5月にスタジオジブリが公式サイトで都市伝説の内容を否定したことがニュースになったほどです。
確かに『となりのトトロ』は、*影を感じさせるところがあります。姉妹が引っ越した家は、結核患者が療養するのための物件だったという裏設定があったそうです。その人が亡くなったため、空き家となっていたのです。また、劇場公開時に同時上映されたのは、高畑勲監督の『火垂るの墓』(1988年)でした。『火垂るの墓』に登場する節子は、メイと同じ4歳でした。戦時中と戦後という時代の違いが、節子とメイの人生を大きく変えることになるのです。
サツキとメイが元気いっぱいに明るく過ごすことで、逆に*影も明確に浮かび上がります。『となりのトトロ』は、初夏から盛夏にかけての物語となっています。夏は生と死を強く感じさせる季節でもあります。おそらく小学6年生のサツキは、もうしばらくするとトトロの姿が見えなくなるのではないでしょうか。そして、やがてはメイもトトロとお別れすることになるでしょう。
『となりのトトロ』は、純粋だった幼年期の終わりを弔うための映画なのかもしれません。子供たちは『となりのトトロ』から、大人が忘れてしまったいろんなものを感じ取っているようです。
■テレビ実況板
金曜ロードSHOW!「となりのトトロ」★1
https://himawari.5ch.net/test/read.cgi/liventv/1597276323/
(出典 amd.c.yimg.jp)
https://news.yahoo.co.jp/articles/99563b4163be118ddb5f374f4a28238324ecf101
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